事業拡大案件レポート

飲食業×運送業 事業譲渡案件成約のご紹介

投稿日:2023年4月17日 最終更新日:

先日、飲食業を営む譲渡企業様がクロージングを迎え、事業譲渡によるM&Aが成立しました。

本件は2022年6月より着手し、約1年に渡って買手候補先をしっかりと探索させて頂きました。

譲渡企業様について

売主様は飲食業を営む企業様です。
店舗は味に定評があり、サイドメニューも多く女性層、ファミリー層をしっかりと囲い込みできている近隣で有名な繁盛店でした。
私はもともとこの店舗の一ファンで、ご依頼を頂く前から個人的に利用しておりましたので、お話しをうかがった際は、大きな驚きがありました。
弊社との契約に際しては、社長様にしっかりとお相手を探索していくことをお約束させて頂きました。
コロナ下でスタートしたこともあり、飲食業を取り巻く環境は厳しいものがありましたが、約30社にわたってしっかりと交渉をさせて頂きました。

譲受企業様について

買主様は運送業を主体に様々な事業展開をされていらっしゃる企業様で更なる事業拡大、取り扱いサービスの拡大を考えておられました。
弊社が過去にM&Aをお手伝いさせて頂いた企業様でもあります。

今件の事業価値をしっかりと把握して頂き、交渉を進めるとともに、譲渡後の運営体制を整えていくために、飲食業に知見が深く、マネジメント経験も豊富で人間性の素晴らしい方を責任者として任命するとのお話を頂きました。

従業員発表

今回は、
キーマンの方に事前開示
正社員の方へ発表
パート/アルバイトの方へ発表
と順番に従業員発表を行いました。

上記の通り、丁寧な対応をさせて頂くことで、従業員の皆様から譲渡後の転籍にしっかりと同意を得ることが出来ました。

クロージング

買主様にとっては、運送業を軸に事業拡大、サービス拡大を実現できる相乗効果が非常に高く見られるM&Aとなりました。

店舗の一ファンとしてこれからも今までの味を守り続けて頂けることを本当に嬉しく思っています。
皆様の新しい船出を心よりお祝い申し上げます。

なお、今回、弊社は買主様/売主様双方のアドバイザー(仲介)を務めさせて頂きました。

この記事の執筆者

新川 功雄(取締役副社長/M&Aシニアエキスパート)

早稲田大学卒。大手サービス会社、マーケティング会社、外資系企業に勤務。赤字債務超過の中小企業を経営し、黒字企業に立て直した後、自身の会社を事業譲渡して、2016年から現職。首都圏への進出、上場企業のM&A支援等を経験。

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