コラム後継者問題案件レポート業界再編・法改正譲渡企業様(譲渡オーナー様)向け

~会社譲渡~ 譲渡1年後に届いたメール【案件レポート/譲渡企業様向け】

投稿日:2020年12月7日 最終更新日:

新聞等に公開された2023年度の日本企業同士のM&Aは、M&Aが過去最高となっていて、金額面でコロナの影響が若干みられるものの、中堅中小企業のM&Aは昨年に引き続き多くなっている傾向にあるようです。

また少し興味深いデータがありますので、ご紹介させて頂きます。

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約20年間の間に中小企業数は実に126万社減少しています。

逆に上場企業数は、150%に増えています。

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現在の市場環境の中では、中小企業は時代の変化を見据えて手を打たなければ、生き残ることが難しいということが如実にデータで示されているわけです。

今回のコラムでは、時代の変化を見据えてM&Aで会社を譲渡されることを決断された中四国のH社様より、譲渡1年後に私の手元に届いたメールをご紹介させて頂きたいと思います。

M&Aを決断された経緯

H社様は地元で長く続く、取引先の信頼も厚い企業様でしたが、社長様が体調を崩されて奥様とご子息様が急遽、後継候補として経営をされていらっしゃる企業様でした。

私が初めてオーナー様方とお会いした時は、長く続く企業をM&Aで第三者にお譲りしていいのか、このまま経営を続けていくのか深く悩んでおられる状態でした。会社が不安定なためオーナー様方の将来も不安定な状況です。

そこで弊社が行っているM&Aの特徴をご案内し、友好的なM&Aでご家族と企業、従業員の未来を信頼できる第三者に託しませんかと御提案をさせて頂き、M&Aでの会社譲渡をご決断頂きました。

あきらめないマッチング

候補先探索を開始した当初はすぐに候補先が現れると思っていましたが、結果的に約80社マッチングさせて頂くことになりました。
大阪、岡山、広島、香川、徳島、愛媛、高知と幅広く候補先に提案させて頂くことになりましたが、粘り強くあきらめずにマッチングを行いました。

1年でのM&A成約

あきらめないマッチングの結果、近接業種で素晴らしいお相手様が現れ、M&A成約となりました。
クロージングから従業員発表、従業員個別面談までしっかりと対応させて頂くことができた結果、従業員様の実に9割が現在も勤務されています。

譲渡1年後に届いたメール

今回の本題になります。

クロージングからちょうど1年後に、譲渡オーナーである奥様よりメールを頂戴いたしました。
内容を少しご紹介させて頂きます。

M&A前は何をしていても会社のことが頭から離れず友達と過ごしていても心から楽しめることはありませんでした。
そのままの状態が今も続いていたらと思うと今の状況がとてもありがたく思えます。
それも仕事とは言え、親身になって動いてくれたからだと折に触れて思い出し、ご縁を結んで頂いたことを感謝しています。
契約が整ってちょうど1年が経ち、改めて御礼を言いたいと思い、メールさせて頂きます。

まとめ

弊社はM&Aの「成約」よりも「成功」を実現し、皆様が「成功」し喜んで頂けるM&Aを目指しています。

M&Aが成約して1年後に喜んで頂けていることを手前味噌ながら非常に嬉しく思っています。さらにM&Aから2年後に子息がご結婚されたという嬉しいニュースも直接ご連絡頂きました。

会社の方向性に悩まれた際には気兼ねなく御相談頂けますと幸いです。

この記事の執筆者

新川 功雄(取締役副社長/M&Aシニアエキスパート)

早稲田大学卒。大手サービス会社、マーケティング会社、外資系企業に勤務。赤字債務超過の中小企業を経営し、黒字企業に立て直した後、自身の会社を事業譲渡して、2016年から現職。首都圏への進出、上場企業のM&A支援等を経験。

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