前回のコラムでは経営者・子息(親族)それぞれのライフプランをすり合わせる場である「家族未来会議」について書かせて頂きました。
▼以前のコラムはこちらから
【第1回】 M&A前に必見!経営者とご家族を明るい未来に導く秘訣をここだけで公開します
Point.1 経営者・子息(親族)のライフプランの必要性
Point.2 経営者ライフプランの具体的な内容
【第2回】 M&A前に必見!経営者とご家族を明るい未来に導く秘訣をここだけで公開します
Point.3 家族未来会議の必要性
Point.4 家族未来会議で話す内容
今回も引き続き、経営者ファミリーの人生を成功に導く「家族未来会議」についてご案内いたします。
M&Aの前に!!経営者とそのファミリーを成功に導く6つの秘訣
Point.1
経営者・子息(親族)のライフプランの必要性
Point.2
経営者ライフプランの具体的な内容
Point.3
家族未来会議の必要性
Point.4
家族未来会議で話す内容
Point.5
家族未来会議の進め方・
ルール
Point.6
アドバイザーの重要性
Point.1
経営者・子息(親族)のライフプランの必要性
Point.2
経営者ライフプランの具体的な内容
Point.3
家族未来会議の必要性
Point.4
家族未来会議で話す内容
Point.5
家族未来会議の進め方・ルール
Point.6
アドバイザーの重要性
Point.5 家族未来会議の進め方・ルール
家族未来会議で経営者・子息・妻・親族それぞれが冷静に話し合いをするためには、会議の正しい「進め方」と「ルール」があります。
(1)家族未来会議の進め方
ステップ1
策定
「経営者・子息(親族)ライフプラン」の策定
3ヶ月
ステップ2
見える化
家族未来会議、見える化のスタート
半年~1年
ステップ3
再策定
将来計画の再策定
1ヶ月
ステップ4
実行
ライフプランの実行・具体的な行動の開始
ステップ1
策定
「経営者・子息(親族)ライフプラン」の策定
3ヶ月
ステップ2
見える化
家族未来会議、見える化のスタート
半年~1年
ステップ3
再策定
将来計画の再策定
1ヶ月
ステップ4
実行
ライフプランの実行・具体的な行動の開始
ステップ1~4までの間に1年~1.5年の時間をかけて、しっかり関係者と相談/対話することが重要になります。
一般的には経営者1人がライフプランを決めてしまうケースが多いように思われますが、私は関係者の相互理解が非常に重要だと考えています。
相互理解が形成されることでライフプランの実行に必要な関係者の協力が得られるからです。
何度も会議を行うことで関係者の相互理解が深まり、関係者の協力の下、経営者はライフプランを迷いなく行うことができます。
(2)家族未来会議のルール
家族未来会議では、下記のようなルールを設定しておかないと、経営者・承継者それぞれの想いにすれ違いが生じて事業承継がうまくいかない可能性があります。
1.最後まで発言者の話を聞く
自分の話を途中で遮られる、割り込まれる、聞いてもらえないと相手に対して不快感を強めることになります。
しっかりと発話者の話を待って最後まで発言の意図を聞くようにして下さい。
1.最後まで発言者の話を聞く
自分の話を途中で遮られる、割り込まれる、聞いてもらえないと相手に対して不快感を強めることになります。
しっかりと発話者の話を待って最後まで発言の意図を聞くようにして下さい。
2.発言者の意見について責めない
家族であったとしても人生経験、置かれてきた環境から様々な考え方があり、あり方/やり方/考え方で理解できないことは当然あります。
そのギャップは簡単に埋められるものではありません。
また、解決策がない意見もあります。無理に応えようとせず、意見を聞き、納得できない、合意できないことはいったん「棚上げ」することも重要です。
2.発言者の意見について責めない
家族であったとしても人生経験、置かれてきた環境から様々な考え方があり、あり方/やり方/考え方で理解できないことは当然あります。
そのギャップは簡単に埋められるものではありません。
また、解決策がない意見もあります。無理に応えようとせず、意見を聞き、納得できない、合意できないことはいったん「棚上げ」することも重要です。
3.配慮と敬意を持つ
親子、親族それぞれ歩んできた道は異なります。価値観が違うからと言って頭ごなしに話をしても上手く行きません。お互いを尊重することが重要です。
3.配慮と敬意を持つ
親子、親族それぞれ歩んできた道は異なります。価値観が違うからと言って頭ごなしに話をしても上手く行きません。お互いを尊重することが重要です。
4.感情的になることはNG
話し合いの中で意見の衝突や対立が生まれることもあります。その際、感情的にならずにその本音にしっかりと向き合うことがお互いに重要です。
4.感情的になることはNG
話し合いの中で意見の衝突や対立が生まれることもあります。その際、感情的にならずにその本音にしっかりと向き合うことがお互いに重要です。
意見を否定するのではなく、自分と異なる考え方を多様性としてとらえ、「後悔がない」話し合いを行うことが重要です。
Point.6 家族未来会議におけるアドバイザーの重要性
普段の経営業務、生活を行う中で経営者自身がしっかりとライフプランや事業承継について考える時間、準備する時間が取れないことがほとんどです。
また、直接当事者同士で話し合いを行うと本当に必要な結論が導き出せないことにも陥りかねません。
アドバイザーを活用することで家族未来会議を円滑に進めることができます。
アドバイザーの役割 | 詳細 |
調整役 | 複合的な視点で親子間/夫婦間/親族間の考えをまとめる |
見える化の役 | 情報格差を埋めるために外部環境、内部環境をまとめる |
選択肢の提示役 | 方法について多面的に提示する |
落としどころを見つける役 | 関係者それぞれの意向から選択肢の刷り合わせを行う |
まとめ
いかがでしょうか。
今回も家族未来会議をご案内させて頂きました。
経営者の皆様の事業承継・M&Aが成功し、後悔のない明るい人生を実現していただくために弊社は尽力いたします。
この記事の執筆者
新川 功雄(取締役副社長/M&Aシニアエキスパート)
早稲田大学卒。大手サービス会社、マーケティング会社、外資系企業に勤務。赤字債務超過の中小企業を経営し、黒字企業に立て直した後、自身の会社を事業譲渡して、2016年から現職。首都圏への進出、上場企業のM&A支援等を経験。
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