M&Aの知識後継者問題譲渡企業様(譲渡オーナー様)向け

M&A前に必見!経営者とご家族を明るい未来に導く秘訣をここだけで公開します(1)

投稿日:2024年4月5日 最終更新日:

日本において中小企業の数は97%を占めます。
経済の根幹を担う中小企業が存続するためには円滑な事業承継・M&Aが非常に大きな課題になっています。

最近、M&AのDMや電話、メールが毎日仲介会社から来て、うんざりしている
事業承継の方法について結論が出せず悩んでいる
妻や子息、親族とゆっくり話せていない

そのような状況は本当に解決できないのでしょうか?

私はそもそも事業承継を考える前に、
「自分の意志を創る」+「家族/親族の意志を創る」ことがスタートであり、
その後に「関係者全員が意志の刷り合わせ」を行い「最善を導き出す」ことが必要だと考えています。

実際に弊社では「経営者/家族/親族のライフプラン・事業承継方法」を定めるため、長期間(平均3年)にわたり、顧問先様とご相談しながら、コンサルタントとして様々な側面からアドバイスをさせて頂いています。

このコラムでは事例を踏まえて経営者の皆様に向けて

経営者・親族のマイルストーン(道しるべ)の創り方
経営者とファミリーのコミュニケーションの深め方

についてご案内させて頂きたいと思います。

企業と家族・従業員にとって一番幸せな状態が作れる秘訣をご案内します。

M&Aの前に!!経営者とそのファミリーを成功に導く6つの秘訣

Point.1

経営者・子息(親族)のライフプランの必要性

Point.2

経営者ライフプランの具体的な内容

Point.3

家族未来会議の必要性

Point.4

家族未来会議で話す内容

Point.5

家族未来会議の進め方

Point.6

アドバイザーの重要性

Point.1

経営者・子息(親族)のライフプランの必要性

Point.2

経営者ライフプランの具体的な内容

Point.3

家族未来会議の必要性

Point.4

家族未来会議で話す内容

Point.5

家族未来会議の進め方

Point.6

アドバイザーの重要性

Point.1 経営者・子息(親族)のライフプランの必要性

経営者が考えるべきことは非常に多岐にわたります。

私も家業の経営者をしていた時は四六時中、様々なことを考えていました。
その経験をもとに事業承継アドバイザーとして一番重要に感じることは、まず「道しるべを定める」=「経営者自身のライフプランを定める」ということです。

例えば、ライフプランの中で事業承継を考えた時に、ご自身の年齢に応じて考えるべきポイントや内容が異なります。

50代経営者

事業承継は後回し

▶アドバイス 採用戦略を練った方がいいかもしれません

60代経営者

後継者育成が必要

▶アドバイス 子息や従業員を外部研修に行かせた方がいいかもしれません

70代経営者

M&Aが必要

▶アドバイス しっかりとしたM&Aアドバイザーを選択する必要があるかもしれません
50代男性

50代経営者

事業承継は後回し

▶アドバイス

採用戦略を練った方がいいかもしれません

60代男性

60代経営者

後継者育成が必要

▶アドバイス

子息や従業員を外部研修に 行かせた方がいいかもしれません

70代男性

70代経営者

M&Aが必要

▶アドバイス

しっかりとしたM&Aアドバイザーを選択する必要があるかもしれません

また、同じように重要なことは妻や子息(親族)のライフプランです。

経営者が創ったライフプランと妻や子息が創ったライフプランが異なる可能性があります。
特に関係者の年齢や現状置かれている環境はライフプランを定める上で重要な要因ですが、それぞれの未来を「見える化」しなければお互い相談できません。

「経営者・子息(親族)のライフプラン」を未来に向けて関係者とともに作成することで自分、妻、子息、従業員、自社の未来が「見える化」できます。

関係者がそれぞれ「意志を創る」ことは非常に重要です。
「意志があるから未来が創られる」と私は考えています。

Point.2 経営者ライフプランの具体的な内容

それではどのようなことを経営者ライフプランに盛り込めばいいでしょうか。
一例をあげると以下の内容が該当します。

経営者ライフプランの一例
  • 関係者の年齢
  • 自社・自院の事業数値計画(売上/利益/従業員数)
  • 販売戦略/コスト戦略/投資戦略/採用戦略の指針
  • 経営者自身の収入・支出計画
  • 経営幹部の育成/教育
  • 子息/孫の育成/教育
  • 相続対策の指針
  • 事業承継対策の指針

また、上記のような経営者・子息ライフプランを弊社では将来20年にわたり作成していますが、作成する際のコツは以下の通りです。

経営者ライフプランを挫折せずに書くコツ

①手書きする

書き出すことで意志が明確化

②毎年更新していく

毎年、方針や状況が変化

③あまり細かくしすぎない

完璧すぎると余裕がなくなる

経営者ライフプランを挫折せずに書くコツ

①手書きする

書き出すことで意志が明確化

②毎年更新していく

毎年、方針や状況が変化

③あまり細かくしすぎない

完璧すぎると余裕がなくなる

まとめ

いかがでしょうか。
今回はM&A前に必要な「経営者・子息(親族)ライフプラン」についてご案内させて頂きました。

次回はそれぞれのライフプランの刷り合わせを行う「場」=「家族未来会議」についてご案内させて頂きます。

皆様の成功する事業承継・M&Aを実現するために弊社は尽力いたします。

この記事の執筆者

新川 功雄(取締役副社長/M&Aシニアエキスパート)

早稲田大学卒。大手サービス会社、マーケティング会社、外資系企業に勤務。赤字債務超過の中小企業を経営し、黒字企業に立て直した後、自身の会社を事業譲渡して、2016年から現職。首都圏への進出、上場企業のM&A支援等を経験。

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