M&Aの知識コラム新川のコラム

社長の決断~会社譲渡/成功のノウハウ~【M&Aの知識/新川のコラム】

2020年版中小企業白書によると、経営者の高齢化や後継者不足を背景に年間4万社以上の企業が休廃業・解散しています。

また、現在、経営者年齢の山は69歳、後継者不在率は過去よりも若干好転したものの65.2%と現在でも非常に高い水準です。
その中でわたしたちの地元である中四国では中国地方で後継者不在率が70%超、四国地方で54%超と年々上昇しています。

地方では優良な企業様に存続頂くことが必要で、このような状況では地方の人口も増えませんし、経済も発展しません。会社のリーダーである社長様の事業承継について、早めのご決断をお願いしたいと思っています。

ただ、M&Aを選択するとしても事業承継の事前準備が必要です。
今回はM&Aをお手伝いしているアドバイザーとしてM&Aで会社を譲渡される際の「成功のノウハウ」についてご案内させて頂きたいと思います。

 

事業承継の始まりは後継者の有無

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図の通り分岐点の始まりは後継者の有無です。
ただし、後継者がいる場合といない場合でまったく別の経営のかじ取りをする必要があります。

それは、
後継者がいる場合=株価を下げる
後継者がいない場合=株価を上げる

ということです。

特に親族内で承継する場合、株価を下げる対策を行っておかないと承継した後継者が苦労することになりますので注意が必要です。
逆に、M&Aの場合はしっかりと譲渡対価を得るために株価が上がる経営を行ってください。

また、御相談を頂く際によくお伺いすることがあります。
「ご子息がいるが県外で働いていて事業承継の意志をこれまでに確認したことがない」ということです。
この状況では事業承継の結論が出ませんし、経営方針が定まりませんので、後悔がないように早めにご子息に後継されるかどうか意思のご確認をお願いしたいと思います。
特に正月やお盆は家族が集まるいい機会です。しっかりと親族内で相談をして下さい。

 

「Goalからの逆算 成功イメージを創る」

会社を譲渡されてからの夢はありますか?私はよく聞かせて頂いています。

ある社長は仕事が好きで顧問として5年間の継続を希望されました。
ある社長は大手グループ傘下で役員として経営に参画するようになりました。
ある社長は譲渡資金を元に趣味が高じて新たな事業を始めました。
ある社長はこれまで出来なかった時間を使って妻と海外旅行に行きました。

夢を描くことは非常に大事です。M&Aでもその夢のイメージをしっかりと形づくった上で実行して頂くことをいつもお願いしています。

また、夢の実現=Goalから逆算していつ何をすればいいのかご検討を頂いています。

次の図は一例ですが、65歳から弊社にM&Aのご依頼を頂いた社長様の実例になります。

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M&AといってもM&A前とM&A後を合計すると約10年ほど時間がかかっていることがわかると思います。M&Aには時間がかかりますのでしっかりと信頼できるアドバイザーと準備をすることが必要です。

最後にM&A成功のポイント(図:参照)をまとめてご案内させて頂きます。
重要なポイントは前述のポイントも含めて5つです。

200704.jpg

皆様の描いた未来がM&Aでしっかりと実現し、成功することを願っています。
ご質問がありましたら気兼ねなくお問合せ頂けますと幸いです。

この記事の執筆者

新川 功雄(M&Aシニアエキスパート)

早稲田大学卒。大手サービス会社、マーケティング会社、外資系企業に勤務。赤字債務超過の中小企業を経営し、黒字企業に立て直した後、自身の会社を事業譲渡して、2016年から現職。首都圏への進出、上場企業のM&A支援等を経験。

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