M&Aの知識コラム譲渡企業様(譲渡オーナー様)向け

一生に一度のM&Aを成功に導く①~M&Aの方程式をご案内します~

投稿日:2023年7月20日 最終更新日:

経営の神様と呼ばれた京セラ創業者・稲盛和夫氏は「人生成功の方程式」を提唱されていました。
人生・仕事の結果は「考え方×熱意×能力」の掛け算によって左右されるというものです。

「どう考えて取り組むか?」
その哲学が大事だと稲盛氏は強調されています。

同じようにM&Aで譲渡を検討する際にも私は「M&A成功の方程式」があると考えています。

「考え方=あり方」があって「やり方」がある。

今回のコラムでは一生に一度しかないM&Aを成功に導くための方程式をM&A譲渡の経験者として、ご案内させて頂きたいと思います。

M&A譲渡成功の方程式

M&A譲渡成功の方程式

  • 人は、「何のために」という使命が必要
  • 「現状把握」なくして価値向上無
  • 「事前準備」で必ず勝つ
  • 「アドバイザー」
    成功の鍵
  • 「候補先」は自ら選ぶ
  • 「最終契約」に失敗しない
  • 「成功」を手に入れる譲渡後の対応(PMI)
論理×感情

M&A譲渡成功の7つのステップ

STEP1

ビジョン/成功イメージの醸成

STEP2

現状把握

STEP3

事前準備

STEP4

アドバイザー選定

STEP5

候補先選定

STEP6

譲渡条件、最終契約の決定

STEP7

譲渡後の
関わり方(PMI)

M&A譲渡成功の方程式

論理×感情
  • 人は「何のために」という使命が必要
  • 「現状把握」なくして価値向上無
  • 「事前準備」で必ず勝つ
  • 「アドバイザー」は成功の鍵
  • 「候補先」は自ら選ぶ
  • 「最終契約」がに失敗しない
  • 「成功」を手に入れる譲渡後の対応(PMI)

M&A譲渡成功の7つのステップ

STEP1

ビジョン/成功イメージの醸成

STEP2

現状把握

STEP3

事前準備

STEP4

アドバイザー選定

STEP5

候補先選定

STEP6

譲渡条件、最終契約の決定

STEP7

譲渡後の関わり方(PMI)

​M&A譲渡成功の方程式 STEP1.「ビジョン/成功イメージの醸成」

人は「何のために」という使命が必要です。

M&Aで譲渡を検討するにあたり、まず初めに「ビジョン/成功イメージの醸成」が重要になります。

譲渡した後に、

・自分はどうしたいのか?
・家族にどうなっていて欲しいのか?

そのゴールをしっかり設定頂きたいと思います。
M&Aは人生の通過点でしかありません。その後にまだ長い自分の人生があります。

ここで皆様のM&Aイメージをしっかりと持って頂くためにも譲渡後、様々な人生を歩まれている方々の実例をご紹介させて頂きます。

譲渡後のオーナーの実例
jinzai

ケース① 愛媛県/50代社長/人材関連業

元々、自分が立ち上げたかった別事業をM&Aで得た資金を元に始めた。

画像2

ケース② 香川県/60代社長/建設業

自身は譲渡時点で勇退。
子息が社長に就任し、譲受企業の強力なバックアップの元、100年続いた企業を存続させている。

M&A仲介

ケース③ 岡山県/70代社長/商社

創業した会社を譲受企業の若い社長に任せて、顧問期間1年後に引退。

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ケース④ 徳島県/70代社長/サービス業

類似業種の譲受企業に会社を譲渡後、社屋を移転し会長として従業員とともに現在も勤務している。

画像6

ケース⑤ 岡山県/40代社長/サービス業

2事業あったうちの1事業を県外の企業に譲渡後、新会社にてもう一方の事業を経営している。

A young Asian female clerk passes the product to a female customer who orders takeout at a restaurant.

ケース⑥ 岡山県/70代社長/サービス業

100年以上続く類似業種の企業に会社を譲渡後、顧問期間3年間で勤務。

ケース① 愛媛県/50代社長/人材関連業

元々、自分が立ち上げたかった別事業をM&Aで得た資金を元に始めた。

ケース② 香川県/60代社長/建設業

自身は譲渡時点で勇退。
子息が社長に就任し、譲受企業の強力なバックアップの元、100年続いた企業を存続させている。

M&A仲介

ケース③ 岡山県/70代社長/商社

創業した会社を譲受企業の若い社長に任せて、顧問期間1年後に引退。

ケース④ 徳島県/70代社長/サービス業

類似業種の譲受企業に会社を譲渡後、社屋を移転し会長として従業員とともに現在も勤務している。

ケース⑤ 岡山県/40代社長/サービス業

2事業あったうちの1事業を県外の企業に譲渡後、新会社にてもう一方の事業を経営している。

ケース⑥ 岡山県/70代社長/サービス業

100年以上続く類似業種の企業に会社を譲渡後、顧問期間3年間で勤務。

まとめ

いかがでしょうか。
まず初めに自分自身の「ビジョン/成功イメージの醸成」が出来て、M&Aというステップを踏み出すことが出来ます。

私は事業承継の御相談を頂いた際に、

「本当に社長様が求めていることは何でしょうか?」
「社長様が求めていることはM&Aで実現できることでしょうか?」

とお伺いしています。

具体的なイメージがあってこそ一生に一度のM&Aが成功につながると考えています。
参考として頂けますと幸いです。

今回はM&A成功の方程式のSTEP1「ビジョン/成功イメージの醸成」をご案内させて頂きました。
次回はSTEP2「現状把握」、STEP3「事前準備」をご案内いたします。

皆様の成功するM&Aを実現するために弊社は精神誠意、尽力しています。

この記事の執筆者

新川 功雄(取締役副社長/M&Aシニアエキスパート)

早稲田大学卒。大手サービス会社、マーケティング会社、外資系企業に勤務。赤字債務超過の中小企業を経営し、黒字企業に立て直した後、自身の会社を事業譲渡して、2016年から現職。首都圏への進出、上場企業のM&A支援等を経験。

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