株式会社は、日本で一番多く存在する会社形態です。
国税庁の令和4年度「会社標本調査」によると、株式会社の単体法人数は2,691,378社となっており、全体の92.4%を占めています。
出資者(株主)によって構成される株主総会は、会社の経営方針を決定する重要事項の決定権を持つため、株主が「誰か?誰になるのか?」ということは、経営上非常に重要な問題です。
弊社がお手伝いさせて頂いているM&Aでは、株式の100%譲渡が前提条件となることがほとんどです。
ただ、M&Aで100%株式を譲渡することは重要な判断です。
そのため、最近ではオーナー様がM&A前に将来を見据えてお互いを知るために、一部の株式を候補先に譲渡されることを検討される機会が増えています。
今回のコラムでは、最終的なM&A前に株式の一部を第三者に譲渡される際に注意頂きたいポイントをご案内させて頂きます。