M&Aの知識アフターM&Aコラム譲受企業様(買収検討企業様)向け

必見!M&A成立後の譲受企業はどうなる?②【譲受企業様向け】

投稿日:2022年2月2日 最終更新日:

これまで、中四国を中心に、M&Aアドバイザーとして様々なM&Aをお手伝いさせて頂く中で、
「どうすればM&Aが成功するのか?」について、深く考えさせて頂く機会が数多くありました。

1社1社成功の方法は違いますが、共通している点は間違いなくあります。

今回のコラムでは、前回に引き続き、実際のM&A後のアフターM&A(PMI)の実例を
ご紹介させて頂きたいと思います。

譲受を考えておられる皆様のM&Aにおける、アフターM&A(PMI)の参考と
なりましたら幸いです。

譲受後のリアル アフターM&A(PMI)② 譲受企業 H社様

【譲受目的】
同業種を買収することで自社の営業エリアを広げるとともに、
自社のノウハウを活かし、企業規模を拡大する。

【譲受企業を取り巻く事業環境】
法改正や取引先の景況感の悪化により、同一エリアでの拡販が難しく、
エリア拡大を行うことで新しいサービスメニューの導入、事業の幹の拡大が求められていた。

【譲受形態】 株式譲渡

【エリア】 愛媛県

譲受企業のH社様は、自社の更なる発展を目指して、同業種を譲受するニーズをお持ちでした。

H社の社長様は、地場を大事にしながら積極的に事業拡大を考えておられる社長様です。

今回、H社様をご紹介させて頂く理由は、譲渡後すぐに社員の方が退職され、
そのカバーを通常では考えられない形で実現された企業様だからです。

通常、退職した社員のカバーを考えると、外部から新しく人を雇用する、
内部から人を異動させる方法が一般的だと思います。
ところがH社様は、退職された社員の方を丁寧に説得され、再入社して頂くことを
成し遂げられました。

M&A前に私は、定性的、定量的な情報を確認してキーマンになり得ない方だと
判断していましたが、H社様の社長様は「あの人はできる人だと思う。」
私にお話しされていたことが印象に残っています。

現在は、その方が幹部社員として非常に素晴らしい働きをされているそうです。
業績も好調で、さらに新しいエリアに進出するとお伺いしています。

一度、退社された方に再入社頂くことはハードルがかなり高いかもしれませんが、
しっかりと信頼し、対話することが出来れば「人が動く」ことを感じられたケースでした。

いかがでしょうか。
譲受企業様のその後は1社1社様々なケースがあります。

アフターM&Aで一番重要なポイントは「人」だと私は考えています。
「人を活かす」、「人の可能性を信じる」
M&Aの成功のポイントはそこにあるのかもしれません。

弊社が皆様のアドバイザーとして、皆様の新しい絵を描くお手伝いが出来ますことを
楽しみにしています。

これまで、中四国を中心に、M&Aアドバイザーとして様々なM&Aをお手伝いさせて頂く中で、「どうすればM&Aが成功するのか?」について、深く考えさせて頂く機会が数多くありました。

1社1社成功の方法は違いますが、共通している点は間違いなくあります。

今回のコラムでは、前回に引き続き、実際のM&A後のアフターM&A(PMI)の実例をご紹介させて頂きたいと思います。

譲受を考えておられる皆様のM&Aにおける、アフターM&A(PMI)の参考となりましたら幸いです。

譲受後のリアル アフターM&A(PMI)② 譲受企業 H社様

【譲受目的】
同業種を買収することで自社の営業エリアを広げるとともに、自社のノウハウを活かし、企業規模を拡大する。

【譲受企業を取り巻く事業環境】
法改正や取引先の景況感の悪化により、同一エリアでの拡販が難しく、エリア拡大を行うことで新しいサービスメニューの導入、事業の幹の拡大が求められていた。

【譲受形態】 株式譲渡

【エリア】 愛媛県

譲受企業のH社様は、自社の更なる発展を目指して、同業種を譲受するニーズをお持ちでした。

H社の社長様は、地場を大事にしながら積極的に事業拡大を考えておられる社長様です。

今回、H社様をご紹介させて頂く理由は、譲渡後すぐに社員の方が退職され、そのカバーを通常では考えられない形で実現された企業様だからです。

通常、退職した社員のカバーを考えると、外部から新しく人を雇用する、内部から人を異動させる方法が一般的だと思います。
ところがH社様は、退職された社員の方を丁寧に説得され、再入社して頂くことを成し遂げられました。

M&A前に私は、定性的、定量的な情報を確認してキーマンになり得ない方だと判断していましたが、H社様の社長様は「あの人はできる人だと思う。」と私にお話しされていたことが印象に残っています。

現在は、その方が幹部社員として非常に素晴らしい働きをされているそうです。
業績も好調で、さらに新しいエリアに進出するとお伺いしています。

一度、退社された方に再入社頂くことはハードルがかなり高いかもしれませんが、しっかりと信頼し、対話することが出来れば「人が動く」ことを感じられたケースでした。

いかがでしょうか。
譲受企業様のその後は1社1社様々なケースがあります。

アフターM&Aで一番重要なポイントは「人」だと私は考えています。
「人を活かす」、「人の可能性を信じる」
M&Aの成功のポイントはそこにあるのかもしれません。

弊社が皆様のアドバイザーとして、皆様の新しい絵を描くお手伝いが出来ますことを楽しみにしています。

この記事の執筆者

新川 功雄(取締役副社長/M&Aシニアエキスパート)

早稲田大学卒。大手サービス会社、マーケティング会社、外資系企業に勤務。赤字債務超過の中小企業を経営し、黒字企業に立て直した後、自身の会社を事業譲渡して、2016年から現職。首都圏への進出、上場企業のM&A支援等を経験。

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