コラムビフォーM&A事業拡大後継者問題案件レポート

排水処理設備製造業×廃棄物処理業 事業譲渡案件成約のご紹介

投稿日:2023年10月12日 最終更新日:

先日、排水処理設備製造業を営む譲渡企業様がクロージングを迎え、事業譲渡によるM&Aが成立しました。
本件は2022年6月より着手させて頂きましたので約1.5年での成約になります。

譲渡企業様について

売主様は複数事業を営まれており、排水処理設備の開発・設計・製造・据付・メンテナンスまで一貫してサービスを提供されている企業様です。

複数事業の中で今回は排水処理部門の後継者様がおられず譲渡を検討されていました。
その中で売主様は自社の将来を見据え、従業員様/取引先様のために、事業拡大できる可能性がある候補先とのM&Aを希望されていました。

譲受企業様について
買主様は地場で有数の廃棄物処理業を営まれている企業様で、業界の先を見据え、自社の技術/人材をさらに活かせる分野への進出を検討されていました。
月次定例会議

M&Aの契約を締結してから約半年間に渡って、ビフォーM&Aとして、弊社も加わりながら月次定例会議を毎月実施いたしました。
M&A後の運営を円滑に進めるために、譲渡後の営業体制/管理体制、引継ぎ事項、販促の方法、従業員発表の内容を詳細に打合せさせて頂きました。

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従業員発表

今回は月次定例会議で準備した資料を元に従業員発表を行いました。
時間としては約1時間になりますが、中身の濃い従業員発表となり、従業員様全員から転籍同意を頂くことが出来ました。

クロージング

クロージング当日、その後についても月次定例会議の中でしっかりと打合せを重ねていたため、譲渡後に双方の齟齬なく新たな体制で運営をされていらっしゃいます。

買主様にとっては、新分野への事業拡大を実現できる相乗効果が高く見られるM&Aとなりました。

皆様の新しい船出を心よりお祝い申し上げます。

なお、今回、弊社は売主様/買主様、双方のアドバイザー(仲介)を務めさせて頂きました。

この記事の執筆者

新川 功雄(取締役副社長/M&Aシニアエキスパート)

早稲田大学卒。大手サービス会社、マーケティング会社、外資系企業に勤務。赤字債務超過の中小企業を経営し、黒字企業に立て直した後、自身の会社を事業譲渡して、2016年から現職。首都圏への進出、上場企業のM&A支援等を経験。

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