③輸送している荷物に価値があるか見定める
運送業のM&Aの場合、自社が輸送している荷物の内容にも目をむける必要があります。
主要な荷物の荷姿がバラなのか、フレコンなのかパレットなのかといったことや3温度帯(常温・冷蔵・冷凍)なのかどうかといったことです。
例えば、運送会社で一番多い荷物は常温の荷物ですが、
この領域はライバルが多いため利益率が低い傾向があります。
しかしながら、冷蔵・冷凍といった温度帯を運べる運送会社はそれだけで価値が生じます。
こういった点を踏まえて候補先とM&Aの交渉を行うと、単純な株式価値以上でM&Aが成約することがあります。
必ず自社の荷物に価値があるかどうかを把握して下さい。