M&Aで譲受を検討されている方に向けて、様々なメディアで
譲受企業の社長様が、ご自身のM&A体験談をご案内されていることがあります。
上場企業の社長様や地場の有力企業の社長様等、立場はそれぞれですが、
実際にM&Aを経験されて、様々なアドバイスをされています。
弊社でも20年に及ぶM&Aアドバイザーとしての経験の中で、様々な譲受企業様の
M&A成立後のリアルな姿をお伺いしてきました。
今回のコラムでは、実際のM&A後のアフターM&A(PMI)の実例を
ご紹介させて頂きたいと思います。
皆様のM&Aにおける、アフターM&A(PMI)の参考となりましたら幸いです。
譲受後のリアル アフターM&A(PMI)① 譲受企業 K社様
【譲受目的】
近接業種へ進出することで、バリューチェーンにおける販売・マーケティングの強化と
専門分野のノウハウを吸収する。
【譲受企業を取り巻く事業環境】
自社の取引先は安定していたものの、縮小傾向にある業界全体の中で自社を強化する
新しい分野への進出が求められていた。
【譲受形態】株式譲渡
【エリア】徳島県
譲受企業のK社様は上記の通り、自社の更なる発展を目指して近接業種を譲受するニーズを
お持ちでした。
金融機関様よりご紹介を頂いてお伺いした際に驚いたことは、K社様の自社工場が非常に綺麗で
ゴミ一つ落ちていないということでした。
今回、K社様をご紹介させて頂く理由は、M&Aの検討を進めて行く中で、
拠点の統合を考えられ、実際に実行に移された企業様のM&A後を
皆様に知って頂きたかったためです。
通常、拠点の統合という話を聞くと、単なる移転のみに留まることが多いものですが、
K社様は、M&A前から譲渡オーナー様とレイアウトから内装/設備まで細かくご相談され、
ほぼ拠点を新設されました。
「働く場所は非常に重要で従業員の空気も変わる」とK社様がおっしゃっておられたことが
非常に印象的です。
実際にM&A後、従業員様は新しい居室で業務を行うことができ、非常に満足されておられ
譲受後も素晴らしい業績を上げられているとお伺いしています。
拠点の移動はコストもかかりますので、実際に実行することが難しいかもしれませんが、
M&Aを実行される際には、社内環境の整備として、
トイレを改装する、居室レイアウトを変更する、空調設備を導入する等
ご検討頂けると、従業員様の働く意欲が向上し、業績向上につながると考えています。
いかがでしょうか。
譲受企業様のその後は1社1社様々なケースがあります。
アフターM&Aで一番重要なポイントは、「人」だと私は考えています。
「人」を活かす。M&Aの成功のポイントはそこにあるのかもしれません。
弊社が皆様のアドバイザーとして、皆様の新しい絵を描くお手伝いが出来ますことを
楽しみにしています。
次回のコラム:必見!M&A成立後の譲受企業はどうなる?②
M&Aで譲受を検討されている方に向けて様々なメディアで、譲受企業の社長様が、ご自身のM&A体験談をご案内されていることがあります。
上場企業の社長様や地場の有力企業の社長様等、立場はそれぞれですが、実際にM&Aを経験されて、様々なアドバイスをされています。
弊社でも20年に及ぶM&Aアドバイザーとしての経験の中で、様々な譲受企業様のM&A成立後のリアルな姿をお伺いしてきました。
今回のコラムでは、実際のM&A後のアフターM&A(PMI)の実例をご紹介させて頂きたいと思います。
皆様のM&Aにおける、アフターM&A(PMI)の参考となりましたら幸いです。
譲受後のリアル アフターM&A(PMI)① 譲受企業 K社様
【譲受目的】
近接業種へ進出することで、バリューチェーンにおける販売・マーケティングの強化と、専門分野のノウハウを吸収する。
【譲受企業を取り巻く事業環境】
自社の取引先は安定していたものの、縮小傾向にある業界全体の中で自社を強化する
新しい分野への進出が求められていた。
【譲受形態】株式譲渡
【エリア】徳島県
譲受企業のK社様は上記の通り、自社の更なる発展を目指して、近接業種を譲受するニーズをお持ちでした。
金融機関様よりご紹介を頂いてお伺いした際に驚いたことは、K社様の自社工場が非常に綺麗で、ゴミ一つ落ちていないということでした。
今回、K社様をご紹介させて頂く理由は、M&Aの検討を進めて行く中で、拠点の統合を考えられ、実際に実行に移された企業様のM&A後を皆様に知って頂きたかったためです。
通常、拠点の統合という話を聞くと、単なる移転のみに留まることが多いものですが、K社様は、M&A前から譲渡オーナー様とレイアウトから内装/設備まで細かくご相談され、ほぼ拠点を新設されました。
「働く場所は非常に重要で従業員の空気も変わる」とK社様がおっしゃっておられたことが、非常に印象的です。
実際にM&A後、従業員様は新しい居室で業務を行うことができ、非常に満足されておられ、譲受後も素晴らしい業績を上げられているとお伺いしています。
拠点の移動はコストもかかりますので、実際に実行することが難しいかもしれませんが、M&Aを実行される際には、社内環境の整備として、トイレを改装する、居室レイアウトを変更する、空調設備を導入する等ご検討頂けると、従業員様の働く意欲が向上し、業績向上につながると考えています。
いかがでしょうか。
譲受企業様のその後は1社1社様々なケースがあります。
アフターM&Aで一番重要なポイントは、「人」だと私は考えています。
「人」を活かす。M&Aの成功のポイントはそこにあるのかもしれません。
弊社が皆様のアドバイザーとして、皆様の新しい絵を描くお手伝いが出来ますことを楽しみにしています。
次回のコラム:必見!M&A成立後の譲受企業はどうなる?②
この記事の執筆者
新川 功雄(取締役副社長/M&Aシニアエキスパート)
早稲田大学卒。大手サービス会社、マーケティング会社、外資系企業に勤務。赤字債務超過の中小企業を経営し、黒字企業に立て直した後、自身の会社を事業譲渡して、2016年から現職。首都圏への進出、上場企業のM&A支援等を経験。
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