コラム事業拡大案件レポート

車両整備業×機械器具卸売業 株式譲渡案件成約のご紹介【案件レポート】

投稿日:2022年10月17日 最終更新日:

先日、機械器具卸売業を営む譲渡企業様がクロージングを迎え、株式譲渡によるM&Aが
成立しました。

本件は2021年6月に着手させて頂き、約1年間の期間で成約に至りました。

譲渡企業様について

売主様は特徴を持った海外製品のエリア1次販売代理店として、強固な地場ネットワークを築き上げ、良好な経営を続けてこられた企業様です。

売主様は弊社にご依頼いただく前に2回ほど最終契約の直前でM&Aの契約が破談になった経験があり、新たな候補先様とのM&Aを希望される中、弊社が約100社に及ぶ候補先様をご紹介させて頂きました。

譲受企業様について

買主様は車両整備業を展開されている企業様で、本社所在地以外での商圏拡大、取り扱いサービスの拡大を考えておられました。

異例の従業員発表

一般的に従業員発表は、資金決済後(クロージング後)に行います。
ただ、今回は売主様の強い希望で通常のケースと異なり、最終契約前に従業員発表を行いました。

従業員発表の事前準備を丁寧に行うことで、従業員様からの反発、退職意向もなく、譲渡後も買主様と共に業務に従事して頂くことを快諾頂くことが出来ました。

クロージング

買主様にとっては、車両整備業を軸にエリア拡大・サービス拡大を実現できた相乗効果が高く見られるM&Aとなりました。

皆様の新しい船出を心よりお祝い申し上げます。

今後も弊社は双方の企業様と末永いお付き合いをさせて頂くつもりです。

前回同様、弊社のスローガンであるM&Aの”成約”よりも”成功”を実感することができました。

弊社は関わって頂いた方の「All Success M&A」を常に考えています。
ただ、今回は従業員発表が順風満帆に終わり、非常にホッとした案件でした。

なお、今回、弊社は買主様、売主様双方のアドバイザー(仲介)を務めさせて頂きました。

この記事の執筆者

新川 功雄(取締役副社長/M&Aシニアエキスパート)

早稲田大学卒。大手サービス会社、マーケティング会社、外資系企業に勤務。赤字債務超過の中小企業を経営し、黒字企業に立て直した後、自身の会社を事業譲渡して、2016年から現職。首都圏への進出、上場企業のM&A支援等を経験。

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