失敗事例① M&A後に従業員が誰もいなくなった
M&Aが終わり、従業員発表も無事に終わりました。
アドバイザーは金融機関が務められたそうです。
異業種のM&Aでしたが、許認可が必要な近接業種であり、相乗効果が高く見込まれるM&Aでした。
順風満帆なスタートが出来ると、譲受された社長様も喜んでいたそうです。
ところが、経理を一新し、蓋を開けてみると帳簿が合いません。
実は、取引先から従業員がリベートをもらっており、表に出ない現金の授受があったそうです。
M&Aから3ヶ月後に従業員は全員退職されました。
ここがポイント
M&Aは様々なリスクがあります。
リベートやキックバックは、古い商慣習が残っている業界では、買収監査の際にチェックすべき項目です。
簿外債務や偶発債務をしっかりと見抜けるアドバイザーにM&Aを依頼して下さい。
また、買収監査もしっかりと経験を積まれた会計士/税理士/弁護士/社労士の先生方にご依頼頂きたいと思います。