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これで成功!M&A譲受(買手)候補の選び方!【譲渡企業様向け/M&Aの知識】

投稿日:2021年2月5日 最終更新日:

今回のコラムでは、譲渡を検討されているオーナー様によくご質問を頂く「M&Aの譲受候補(買手候補)」についてご案内させて頂きたいと思います。

M&Aは最終的に1社のみと成約します。

ただし、そのプロセスの中で行われる譲受(買手)候補の選定は非常に重要です。
譲受候補の選定が譲渡価格、譲渡条件、譲渡企業の未来を左右します。

後から「このM&Aは失敗だった」と後悔しても元に戻りません。

譲渡を検討されているオーナー様は、「後悔のないM&Aを実行してM&Aで”成功”する」ためにも、会社を譲渡される前にこのコラムをぜひお読み頂きたいと思います。

 

M&A譲受(買手)候補選定のプロセス

M&Aの交渉は詳細に記載すると通常、次のような進み方をします。

M&A譲受候補選定のプロセス

さて重要なポイントはどこでしょうか?
⑦の基本合意後は1社のみと交渉を進めますので、その前に譲受候補をしっかりと選ぶことが重要です。

また、⑥のトップ面談の際には、相手社長の人柄や譲渡後のビジョンの確認をしっかりとして頂きたいと思います。

 

M&A候補(買手)リストの数 1社?数十社?

先ほどのステップ①譲受候補リストの提示は、M&Aアドバイザーの腕がよく分かる一つの判断軸です。

例えば、提示された譲受候補リストの数が1社だった場合はどうでしょうか?
適正な譲渡金額や譲渡条件にはならないはずです。

しっかりと自身が譲受候補を選ぶためにも、数十社の候補を提示できるM&Aアドバイザーを選んで頂く必要があります。

 

様々な譲受(買手)候補 一目でわかるその特徴

候補リストには様々な企業が含まれます。
どういったお相手がベストでしょうか。

それぞれ、メリットとデメリットを記載させて頂きます。

どの候補先でも様々な未来が描けますが、最終的な契約は1社のみです。
十分に事業承継・M&Aアドバイザーと相談頂きながら、M&Aを”成功”させて頂きたいと思います。

M&Aのお相手にお困りになりましたら、気兼ねなく御相談頂けますと幸いです。

この記事の執筆者

新川 功雄(M&Aシニアエキスパート)

早稲田大学卒。大手サービス会社、マーケティング会社、外資系企業に勤務。赤字債務超過の中小企業を経営し、黒字企業に立て直した後、自身の会社を事業譲渡して、2016年から現職。首都圏への進出、上場企業のM&A支援等を経験。

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