コラム事業拡大案件レポート

燃料小売業×専門卸売業 株式譲渡案件成約のご紹介

投稿日:2025年2月19日 最終更新日:

先日、燃料小売業を営む譲渡企業様がクロージングを迎え、株式譲渡によるM&Aが成立しました。

本件は2023年の年末より着手させて頂き、約半年間でのスピード感のある成約になりました。

譲渡企業様について

売主様は燃料小売業を営まれており、地場で非常に力のある企業様です。

ご親族の中で事業承継できる候補者がおられず、約2年前から第三者への譲渡を検討されていました。

私が売主様とお会いしたきっかけは2年前のセミナーです。

ただ当初は弊社ではなく、他社様がM&Aアドバイザーをされていらっしゃいました。
2年が経過しても候補先が決定しないため、弊社にM&Aアドバイザーをご依頼頂くことになりました。

譲受企業様について

買主様は専門卸売業を営まれている長い歴史のある老舗企業様で、売主様の燃料小売業も多角化経営の柱のひとつとして営まれていました。

買主様は過去にも飲食業を始め、様々な事業にチャレンジされてこられた歴史があります。

現社長様は経営者が集まる会に積極的に参加されるなど、情熱あふれる方です。

今回のM&Aにおいては、何度も譲渡企業様の現場や職場へ実際にご自身が訪問される等、非常にきめ細かく丁寧に売主様とコミュニケーションを取られていらっしゃいました。

最終契約前からスタートした統合作業(PMI)

今回は売主様のご要望もあり、基本合意段階から様々な側面で何度も譲渡後を見据えた打ち合わせを行いました。

以下が弊社も交えて打ち合せをさせて頂いた内容の一部になります。

譲渡後の統合作業内容(PMI)

  • キーマンの処遇
  • 顧問税理士事務所の継続
  • 主要取引先への案内
  • 従業員発表の方法/内容
  • 連帯保証の相手先/連帯保証人の整理
  • 譲渡後の接待交際費の取り扱い
  • 譲渡後の経理業務の整理
  • 譲渡後の社内会議ルール
  • 譲渡後に変更が必要な物品の整理

最終契約前の段階からしっかりと両社で打ち合わせをすることで、M&A後のスタートがスムーズに進んだと感じています。

最終契約前からスタートした統合作業(PMI)

今回は売主様のご要望もあり、基本合意段階から様々な側面で何度も譲渡後を見据えた打ち合わせを行いました。

以下が弊社も交えて打ち合せをさせて頂いた内容の一部になります。

譲渡後の統合作業内容(PMI)

  • キーマンの処遇
  • 顧問税理士事務所の継続
  • 主要取引先への案内
  • 従業員発表の方法/内容
  • 連帯保証の相手先/連帯保証人の整理
  • 譲渡後の接待交際費の取り扱い
  • 譲渡後の経理業務の整理
  • 譲渡後の社内会議ルール
  • 譲渡後に変更が必要な物品の整理

最終契約前の段階からしっかりと両社で打ち合わせをすることで、M&A後のスタートがスムーズに進んだと感じています。

クロージング

クロージング当日、株主の皆様や司法書士の先生も交えて資金決済、手続きを行いました。

買主様は従業員発表のために地域の名産をご用意頂くなど、非常に心温まるM&Aが実現できたと思います。

買主様にとってはエリア拡大・事業拡大を実現でき、売主様にとっては企業の存続と成長を託せる後継者が見つかり、相乗効果が高く見られるM&Aとなりました。

皆様の新しい船出を心よりお祝い申し上げます。

この記事の執筆者

新川 功雄(取締役副社長/M&Aシニアエキスパート)

早稲田大学卒。大手サービス会社、マーケティング会社、外資系企業に勤務。赤字債務超過の中小企業を経営し、黒字企業に立て直した後、自身の会社を事業譲渡して、2016年から現職。首都圏への進出、上場企業のM&A支援等を経験。

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