2012年当時、地方でM&Aは全く認知されておらず、倒産や乗っ取りを連想するような非常にネガティブなイメージを持たれていました。今では、後継者不在のオーナー経営者のハッピーリタイヤの手段や若い企業家がアーリーリタイヤもしくは連続起業するための資金調達の手段として前向きなイメージに変わっており、地方でもM&Aが一般的なものになったと感じます。
とは言え、実際にM&Aのお手伝いをする際、秘密保持のため慎重に買い手を探し、成約まで秘密裏に行うことは今も昔も変わりません。また、譲渡を希望する年輩オーナー経営者が会社や社員、取引先を大切に思う気持ちも今も昔も変わりません。そのような経営者の気持ちを汲み取って、売り手と買い手の双方が満足していただける取引をお手伝いできるよう心掛けています。
私がお手伝いする案件の大半は、過去にお手伝いした経営者や友人・知人からの紹介など、いわゆる口コミによるものです。紹介者の信用も負っているため責任重大ですが、過去の仕事ぶりや人間性を評価してくださっているのだなと嬉しく思います。